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コンシャスライン Part 3

colorconscious ox
こんにちは。
研究の中西京介です。

コンシャスラインのポイントはたったこれだけです。
「明るく、色みを楽しめ、白髪を感じさせない」

しかし、この3つをクリアすることが非常に難しい。
そこで、ヘアカラーの原理をもう一度勉強しました。

ヘアカラーは発色と脱色の反応が同時に進みます(1剤と2剤の混合時)。
発色力:「染料(1剤)」×「過酸化水素(2剤)」
脱色力:「アルカリ剤(1剤)」×「過酸化水素(2剤)」
そして、「pH」はどちらの反応にもかかわっています。

発色力と脱色力を同時に1つのキーでコントロールし、課題をクリアする。
それができるのは、どちらの反応にも使われている「過酸化水素」だけ。

通常、ヘアカラーは1剤:2剤(6%)=1:1で混合します。
その常識を捨て。1:3で混合するように変更しました。

理由は過酸化水素の量を増やすことで、発色力と脱色力を同時にコントロールしたいから。
※混合時の過酸化水素の量は1:1では3%に対して、1:3では4.5%になります。

配合比率を変更するというとても単純なことで、常識が大きく変わりました。

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