マーケティング部の原です。

皆さん「ハラール」という言葉を聞かれたことはあるでしょうか。「ハラール」とはイスラム教で「許可された」という意味に使われる言葉で、イスラム教の方達が摂っても良い食品や使っても良い化粧品・医薬品などを指す時に良く使われます。

先日、この「ハラール」のセミナーに行ってきました。何故今「ハラール」なのか。（ナンバースリーなので）３つの視点からその影響力を考えてみます。

１つ目は今日本に大きな影響を与えてきている「インバウンド」です。今迄日本ではムスリム（イスラム教の人）を見かけることはあまりなかったと思いますが、実はムスリムは１６億人を超えており、世界人口の約１／４を占めています。それも２０００年に１３億人だったのが急増しているのです。更に（中近東を除いた）アジアでその半数を占め、特にインドネシアやマレーシア国民の大多数がムスリムです。その２ヶ国からの訪日者数は年３０％以上のペースで増えています。

２つ目は輸出です。ナンバースリーは現在８ヶ国に輸出をしていますが、その中にはマレーシアも含まれてますし、インドネシアやその他ムスリムの多い国への輸出も検討しています。

そして３つ目ですが、これは「ハラール」の内容そのものに関係します。「ハラール」では豚や（飲む）アルコールが禁止されていますが、動物愛護的な要素も含まれていて、苦痛を与える屠畜をしてはいけないことになっています。そのため豚は勿論、豚以外の動物由来のものも使うのが難しく、植物由来のものが多くなってきます。そういった意味から近年ムスリム以外でも“健康志向”で「ハラール」商品を好む人が増えてきているようです。

ナンバースリーは「ウェルビーイング（心・体・環境の健康）」がこれからの企業に欠かせない価値観だと考えており、製品に関しても安心できるクォリティの維持に努めています。実際昨年１２月には、ISO22716という非常にハードルの高い化粧品の製造品質を保証する世界的認証（化粧品GMP）を取得しました。今後は正式に認証を得た「ナチュラル・オーガニック」製品や、「ハラール」製品もお届けできるようにしていきたいと考えています。

意識の高い消費者もどんどん増えてきていますし、本物かどうかを見極める力も高くなってきています。正式な認証機関から認められるということは企業にとって大変厳しいですが、きっとそれが真にお客様の信頼に繋がることだと信じています。