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瀬戸内国際芸術祭2013 1日目
こんにちは研究の中西京介です。
夏休みを利用して瀬戸内国際芸術祭2013に参加してきました。
瀬戸内国際芸術祭の目的は、島の住人と世界中からの来訪者の交流により島々の活力を取り戻し、島の伝統文化や美しい自然を生かした現代美術を通して瀬戸内海の魅力を世界に向けて発信し、地球上のすべての地域の「希望の海」となることだそうです。
香川県の宇野港から20分くらいで直島に到着。船から見える「赤かぼちゃ」がとても印象的!!
今回は初参加とあって芸術祭の中心である直島を2日間かけて楽しんできました。
初日は、美術館巡り。
安藤忠雄設計の建築にクロード・モネ、ウォルター・デ・マリア、ジェームズ・タレルの作品を地中の構造体に恒久設置した「地中美術館」。美術館には山道を登って行くのですが、クロード・モネが愛した草花や樹木、池の水面を表現した「地中の庭」が出迎えてくれます。そして、コンクリート打ちっぱなしの美術館の中へと進みます。
地中美術館が一般的な美術館と違うなと感じたのは、感覚的に感じるアートを実際に体験できるところです。
特にジェームズ・タレルの「オープンフィールド」は不思議な体験ができました。
ここの空間は8人ずつ入場していく鑑賞方法。真っ白な空間に階段があり、その向こうに青く光るスクリーン。
階段を1段1段上ると…スクリーンの向こうには青く染まる空間。
そこに、足を踏み入れると…全員がおぉぉぉぉっ!!
何と表現していいのかわからない、不思議な感覚。
遠近感や自分自身の感覚がぼやけてしまって、その空間に溶け込んでいるような不思議な感覚。
そして、帰ろうとすると自分が入ってきた入口が全く違う色に輝いていました。
光そのものをアートとして表現するというジェームズ・タレル。アートを体験できたことがとても感動でした。
アートには疎い私ですが、体験することによりファンになりました。
お客様に商品のファンになっていただくには、体験していただき感動していただくことが大切だなと改めて実感しました。