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瀬戸内国際芸術祭2013 2日目

noren
こんにちは研究の中西京介です。

2日目は、直島の本村地区巡り。

本村地区には古民家を改装し、現代の芸術家が家の空間そのものを作品化した7つの建築からなる「家プロジェクト」や安藤忠雄の「ANDO MUSEUM」、そして居住区があるので「自然とアート」と「人」に焦点を当てた日々変化するプロジェクトが進行しています。

早起きして、家プロジェクトの「南寺」へ。夏休みだからか整理券が発行されておりすでに行列でした。
「南寺」は、安藤忠雄が建築デザインしたものに、ジェームズ・タレルがバックサイド・オブ・ザ・ムーンという作品を展示した合作です。

建物の内部は漆黒の闇。

日常では体験できない光が全くない世界。自分の手や足も全く見えないため、暗闇に溶け込んでいくような感覚です。
目を開いているのか閉じているのかわからなくなってきて恐怖すら覚えます。

何も見えないまま暫くじっとしていると、突然ぼんやり白い空間が現れます。
「光の方向に歩いてください」という説明があり、ゆっくり感覚を確かめながら歩いて行くと、目の前に白い空間が…。
どうなっているんだろう??と、手をのばして触ろうとしますが永遠に広がっているような白い空間。とても不思議です。

そして、振り返ると先ほど入ってきた入口が白く浮き上がっていてとても幻想的でした。
光と闇。当たり前に存在するものですが、実際に体験するとその素晴らしさを感じました。

漆黒の闇を体験したからか夏の日差しは鋭いなと思いながらぶらぶら歩いていると、家々の軒先に美しい暖簾(のれん)が掛けてあることに気付きます。染織家の加納容子さんがおこなっている「暖簾プロジェクト」。各家の屋号や歴史などを元にデザインされた暖簾を玄関口に掛けるプロジェクトで、とっても暖かみがあり個性的です。

1枚、2枚と数を数えていくと、とても多くの暖簾が街全体に広がっています。話を伺うと街全体でプロジェクトを盛り上げていこうという試みから最初は12枚だったのがどんどん増えていったようです。新しいものへのチャレンジ精神がすごいなぁと感じました。

ナンバースリーでは「KEEP BEING INNOVATIVE」=「期待され続ける」をヴィジョンとして常に新しいことにチャレンジしていくことで業界を盛り上げていこうとしています。新しいことへのチャレンジはとても勇気がいることだし、失敗するかもしれません。でも、それ以上にお客様の喜んでいただける顔が見ることができたらと考えながら私は開発しています。これからも、ブログなどを通じて新しいチャレンジをお伝えしていけたらと考えています。これからもよろしくお願いします。

旅の最後に直島にあるアートと銭湯を融合した「I ♡ 湯」で旅の疲れを癒しました。ほんとにいい夏休みでした。

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