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白髪は神様からの贈り物

colorconscious counsering
こんにちは研究の中西京介です。

人との出会いで人生観が変わる、そんなことが世の中にはあります。
山口波砂夫さんは私の人生観にとてつもなく大きな影響を与えた人です。

JHCA(日本ヘアカラー協会)を創設された1人で、
日本のヘアカラーを世界に通用するレベルまで引き上げた人物。

恐れ多いですが、山口先生と食事をさせていただく機会を与えていただきました。
とても厳しい方だと話を伺っていたので、内心ドキドキしていました。

しかし、実際はお会いした印象は
包み込むような懐の深さと、自らの経験をユーモアたっぷりに話す
男が惚れてしまうほどの魅力的な方でした。

ヘアカラーへの熱い想いを聞かせていただいた中で、
とても印象的な言葉がありました。

白髪は神様からの贈り物

自分の頭に白髪を発見した時、自分に老いを意識し、大きなショックを受けます。
出始めの時期は「抜こうか」、「切ろうか」、「染めようか」、
イライラやストレスが非常に溜まります。

どうして、たった1本の白髪が気になるのでしょう?
それは白髪以外の髪が「黒」だからです。
ここで「抜く=隠す」をしてしまった場合、
この先ずっとお付き合いしていく白髪が嫌いになります。

黒に色を入れるのは難しいですが、白に色を入れるのは絵を描くのと一緒です。
好きな色が思うように入ります。
白を「生かす」の考えに変えると考えの幅が広くなります。

「生かす」にも様々な方法があります。
その活かし方を決めてあげるのが美容師です。
嫌がるものを無理に進めてしまっては意味がありません。

1人1人の白髪の生え方特徴を理解し、豊富な色彩感覚、豊富な知識で
お客様からの信頼をつかまなければなりません。
そうして、イライラやストレスを解消してあげます。
だから、白髪は楽しいのです。

私の意識の低さに恥ずかしくなり、気持ちを大きく切り替えました。

白髪を「生かす」方法の1つとして、美容師様に自信をもって提案する。
カラーコンシャスのコンシャスラインとグレイラインはそうして生まれました。

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