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色の表現
研究の中西京介です。
あなたは色をどのように表現しますか?
「日本茶」、「アマガエルの肌」、「芝生」
これらは同じものを見たときのいろいろな表現の仕方!!
面白いのはみんな表現の仕方がバラバラなこと。
自分の住む国の文化、自分自身の経験などが違えばこんなに変わります。
表現の例として
アフリカ南部では肝心なのは赤か、黄か、青かではなく、
乾いているか湿っているか、すべすべしているかざらざらしているか、
柔らかいか硬いか、音がするかしないかであったらしいです。
アフリカでは色はそれだけで存在するのではなく、
視覚以外の感覚で表現することにより把握されているようです。
色を表現するときに、視覚以外の感覚を使うとはまったく考えたことがありませんでした。
ご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、
色についての有名な一文があります。
「赤、青、黒、白という言葉はそれぞれ、何を意味しているのか?
と問われたら、誰でももちろん、即座にその色をしている物を示すことができるだろう。
しかし、それ以上の説明をしようとするとうまくいかない」
哲学者ルードウィヒ・ウィトゲンシュタイン
いやぁ、色は奥が深い。