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クリーム スプレッド フォーミュラ(CSF) その2
こんにちは研究の中西京介です。
以前、トゥーコスメを開発していた時に、閃いた「スプレッド フォーミュラ」。
効率よく毛髪に拡散(スプレッド)し、薬剤の能力を最大限に引き出すことで、
リッジをしっかりだしながら、毛髪の負担は最小限に抑えることが可能に。
スプレッド処方をクリーム版で開発すれば、
まるでウェット塗布しているような、伸びの良いクリームが開発できる。
どうしても、ヘアカラーで成功させたいという想いで様々な挑戦をしていました、
しかし、思いがけないところで話が大きく進展していきます。
それは、京都の伝統染色体験でした。
素材こそ、すべてのはじまり。
大切なことは、毛髪は疎水性(水をはじく性質)だという事実。
カラーのクリームは水がリッチに含まれる、ウォーターベース。
全く正反対の性質のため浸透性が悪く、クリームの粘性を高くし、
張り付き感を少しでも上げることで、浸透を上げます。
美容師様のウェットにして塗布したくなる気持ち、自分で塗布をして実感しました。
そこで大きく発想の転換をしました。
水でウェットにするのではなく、オイルでウェットにしてはどうか?
カラーコンシャスでは最も軽い油分を限りなく多く配合することで、
オイルベースにすることに成功しました。
その結果、毛髪と同じ性質のため効率よく浸透することが可能に。
そして、今までにはない圧倒的なツヤ感が生まれました。
まるでウェット塗布しているような、伸びの良いクリーム、
クリーム スプレッド フォーミュラ(CSF)