こんにちは研究の中西京介です。

私は主にパーマの開発をしていたので、カラーの開発は初心者です。
しかし、固定概念がない分、真摯に取り組めば必ずチャンスが来ると考えていました。

国内・海外のカラーを分析し様々な考え方があることを学びました。
そして、新しいことへ挑戦する為に、染めるということの基礎をもう一度、学び直す必要を感じました。

選択したのは、ヘアカラーよりも歴史が深い、京都の伝統染色。京都リサーチパーク(KRP)に依頼し、約1週間、染めの基礎から伝統染色の技法まで様々なことを学びました。
そして、実際に染色も体験しました。

学んだことは、染めるということの楽しさと奥深さ。
そして、私が一番驚いたのが、タテとヨコの糸を同時に染め分ける技術があるということ。

その答えは、とてもシンプルでした。
素材を深く知ること。

ヘアカラーの素材である髪の毛を深く知ることこそ、新しいことへ挑戦する開発の原点でした。

素材こそ、すべてのはじまり。