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2012.09.05

植物の力


はじめまして!セクションブログに参加することになった研究開発の刑部です。
今回は香料について少しお話したいと思います。

みなさん、香料は様々な所で利用されているのはご存じですか?
たとえば、食器洗剤にはオレンジ油が使われている事が多いですよね?オレンジやレモン等の柑橘類の香りの正体はリモネンという物質です。リモネンは汚れを落とす効果があり、発泡スチロールをも溶かす程の力を持っています。
この夏の時期にはスーっとひんやりするシャンプーや制汗剤を使用している方も多いのではないでしょうか?この効果を出しているのはメントールという香気成分で、キシリトールガム等にも使用されています。
そのほか、ヒノキチオールという成分があります。この成分はヒノキから得られる成分で、抗菌作用があり、香りは非常にリラックス出来ます。この抗菌作用を利用し、風呂場やまな板、テーブル等様々な所に応用されています。実は弊社の商品であります『イルガ』にも抗菌効果を付与する為に、このヒノキチオールを入れています。

植物が精油を含有するのは、自己防衛や子孫繁栄の為だと言われています。植物は動物のように動けませんから、その場で傷や病気を治したり、子孫を増やしたりしなければなりません。それはつまり、害虫や微生物から身を守り、傷を治し、太陽の熱による体液の蒸発を防ぎ、花粉を運んでくれる昆虫を呼び寄せなければならないということです。
植物を切ったり、砕いたり、お湯につけたりした事ってありますよね?傷をつけられたり、切られたり等の外部からの刺激に対応して、植物は精油を産生します。これは植物自身が繁栄していく為に必要であり、植物のもつ生命エネルギーが凝縮されたものといえます。

植物は単に食すだけではなく、香りを楽しんだり、抗菌効果等の生理活性を利用して非常に幅広い所で使用されています。
植物の力は偉大で、近年ではバイオマスエネルギーにまで発展してきました。まだ、実用的ではありませんが、研究開発者として今後更なる発展を楽しみにしています。

FROM 研究開発部

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