こんにちは研究の中西京介です。

「何もやらない人はセレンディピティに接する機会はない。
一生懸命やって、真剣に新しいものを見つけようとやっている人には顔を出す」
ノーベル化学賞・鈴木章さんの言葉です。

セレンディピティとは素敵な偶然に出会ったり、
別の価値があるものを偶然見つけるという意味。

プロフェッショナルの仕事は正にこのことを言うのではないかと感じます。
仕事を真面目に一生懸命する人はたくさんいます。
しかし、それだけでは、ただそれだけになります。

真剣に新しいことを見つけようとする努力を続けなければ、
セレンディピティの姿も見ることはできません。

10年研究開発を続けてきて思うことは、狙って上手くいくことはほぼないという結果です。
まず行動してその過程で得た結果から、修正して更に挑戦を重ねるしかありません。

セレンディピティは繊細な心を持っています。
少しの油断や甘えがあると後ろ姿も見ることはできません。

かなり感覚的な表現になりましたが、
研究開発という仕事においてとても大切なことだと思います。