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2013.05.11

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年


こんにちは研究の中西京介です。

話題の本。
読まれた方も多いのではないでしょうか?
私もゴールデンウィーク中に読み切りました。

アカ・アオ・シロ・クロ…さまざまな色をもつ登場人物と、色をもたない「多崎つくる」。
仲が良い5人のグループから突然理由も教えてもらえぬまま追放されるというところからスタートします。内容は伏せますが、個性(特徴)を色で表現しているところが面白いなと感じました。

個性=色という表現をぼんやり考えながら読んでいる時に思い出したことがありました。
カラーリストの先生からいただいた、とても印象に残っているお言葉です。

「色を言葉にして表現できますか?
色を言葉にして表現できないと良いカラーは絶対に作れませんよ。」

赤・青・黄さまざまな色がありますが、例えば「赤」という色だけでも無限に作りだすことができます。「深みのある赤」、「暖かみがある赤」、「深みと暗みがある赤」、「はじけるような赤」、「おいしそうなリンゴの赤」。「赤」のイメージ全部違いますよね?

人も色も個性(特徴)があります。
その個性を言葉として表すことは難しいことですがとても大切なことです。
様々な経験や表現できる人間力が必要になってきます。

「多崎つくる」は色彩をもたないのでしょうか?
あなたならどのような言葉で表現しますか?

FROM 研究開発部

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